幸福の観測所

反社会的宗教団体「幸福の科学」の批判を中心としたアンチカルトブログです。

子安武人さんを通じて繋がる奇妙な縁

幸福の科学の映画では、第一作目から主人公に声優の子安武人さんが使われていて、最新の『神秘の法』でも主役として使われているようである(私は未見)。総裁がお気に入りだそうなのだが、最近の他のアニメでの配役を見ると、とても面白いものがある。世間の大川隆法に対するイメージと、自分たちが抱いている大川隆法のイメージとも置き換えることができると思う。

ジョジョの奇妙な冒険』でのディオ役

知っている人は「ああ」とすぐに分かるけれど、知らない人は全く知らないだろうから、知らない人向けに簡単に説明。
現在絶賛放映中の『ジョジョの奇妙な冒険』という人気アニメで、主人公の敵役であるディオの役を演じている。元々、貧しい生まれだったが、ひょんなことからお金持ちの主人公ジョジョの家の養子となる。表面的には優等生を演じて養父からは可愛がられていたが、裏ではジョジョをいじめたり、嫌がらせをしたりする。ジョジョの家督を乗っ取る計画を立てていたが、明るみに出てしまう。追い詰められたディオは、マヤ文明オーパーツである『石仮面』を被り、不死身の吸血鬼となる。
人の生き血を啜り、世界征服を企むようになるが、ジョジョも対抗手段を見つけて対決の時を迎える、というような辺りである。
大川隆法=ディオ、と考えると非常に分かりやすい。共にサイコパスであり、優等生的振る舞いは全て演技なのである。その内実は、皇室乗っ取りや、その先に世界征服を企んでいるのである。「人の生き血を啜る」というのは「信者のお布施を食い物にする」ということによく似ている。それらに対し、何ら感謝することがなく、当然であるかのようにただ吸い取り続け、苦しみを与える、というのも同じである。

輪るピングドラム』での高倉剣山役

これも知っている人にはすぐ分かるだろうが、知らない方はさっぱり分からないだろうから、簡単に説明します。
昨年に放映された芸術性の高いアニメ『輪るピングドラム』という作品で、主人公の高倉冠葉・高倉晶馬・高倉陽毬の父親、高倉剣山として登場。高倉剣山は「ピングフォース」という謎の宗教団体の指導者的存在であった。地下鉄でテロを起こし、両親は逃亡し、やがて死亡する。子供たちは世間から後ろ指をさされながら生きることになる、というようなお話である。
第二十話の冒頭で、テロ前日の、高倉剣山による、空野太陽ばりの名演説を見ることができる。以下がその台詞である。

(とあるマンションの一室)
この世界は間違えている!
勝ったとか、負けたとか、
誰の方が上だとか、下だとか、
儲かるとか、儲からないとか、
認められたとか、認めてくれないとか、
選ばれたとか、選ばれなかったとか、
奴らは、人に何かを与えようとはせず、
いつも求められることばかり考えている。
この世界はそんな詰まらない、きっと何者にもなれない奴らが支配している。
もう、ここは、氷の世界なんだ。
しかし、幸いなるかな、
我々の手には、
希望のたいまつが燃えている。
これは、聖なる炎。
明日、我々は、この炎によって、世界を浄化する。
今こそ取り戻そう!
本当のことだけで、人が生きられる美しい世界を!
これが我々の、生存戦略なのだ!!

誰も作らないだろうが、MAD動画として差替えても何ら違和感がないだろうと思われる。
この高倉剣山の最期は、大川隆法の末路を暗示しているようにも思われる。
まあ、この作品で高倉剣山役に起用されたのは、ずっと幸福の科学映画で主役を演じていたことから来るカルト宗教の教祖役というイメージがあったからではないか、とも推測される。それに気付かず、未だに子安氏を主役として起用し続けるのも、何とも愚かな話である。やがて世間とのギャップに気付いたとしても、自分自身の認識が間違っているとは思わず、世間の方が間違っていると言う。それは、高倉剣山と同じ思考である。
これまでも何度か紹介してきたが、このアニメは極めて秀逸である。こういう親の下に生まれた子供の育ち方が、極めてリアルに描かれている。幸福の科学に限らず、カルト宗教の二世信者として生まれて苦しんでいる人には、このアニメは非常な癒しになると思う。