幸福の観測所

反社会的宗教団体「幸福の科学」の批判を中心としたアンチカルトブログです。

仰木の里レポート その1 学園側の主張の再確認

私も、信者時代、どこで聞いたのかは忘れましたが、「幸福の科学学園関西校の周辺で、反対運動が起きている。だが、それは住人ではない共産党系の人が煽ってやっているのであり、住人の大多数は容認している」というような説明を聞いていました。
アンチになった後、この件については他に情報も得ていなかったので、私は今回仰木の里に行く前まで、それをそのまま信じていました。
本題に入る前に、まず、この学園側の主張について間違いがないか、再確認しておきます。

学園側の主張の確認

2011年6月18日に、東京正心館で開催された「教育事業成功大会」のレポート記事です。このレポートは捏造ではありません。
この時だけでなく、その後の会内でも、同様の情報が流通していました。

学園側の主張その1「住民の方々が反対運動をしているわけではない」

「過去、行基菩薩(霊)から、滋賀で学校を作るときは反対運動が起こるので気をつけなさいというご注意をいただいていて、実はそのとおり去年の10月から反対運動が起こっています。反対ネットワークという得体のしれないものが立ち上がって、ずっと妨害を続けている。しかし住民の方々が反対運動をしているわけではない。」(林氏)

これが幸福の科学学園の主張のポイントその1です。「住民の方々が反対運動をしているわけではない」と。では、誰が反対運動をしているかと言えば、続けてこのように述べています。

学園側の主張その2「反対運動をしているのは左翼思想家である」

「誰が反対しているかというと、左翼思想家なんです。左翼の人たち。学校関係、教育関係に携わっていた人たち。教育界の中にある左翼勢力が、いやがってるんです。なぜいやがっているのか。幸福の科学のこの教育の思想自体をいやがっている。彼らの思想は唯物論です。しかし私たちの教育は、仏心を尊ぶ心、信仰を基軸に置いた教育を関西校でももっと広げる。これに対して反応しているのが、実は反対運動の実態なんです」(林氏)

また、

「これは宗教に対する挑戦です。もっと言うと、幸福の科学に対する挑戦。彼らは唯物論です。あの世なんかない、霊言なんかインチキだ。彼らは宗教が悪だと思っている。今回の反対運動の対応というのは、左翼との戦いなんです。もっと言うと宗教は善か悪か、の戦いなんです」(林氏)

とも言っています。
反対運動をしている人たちは「唯物論」であり、「左翼」であり、「宗教が悪だと思っている」人たちなのだそうです。

学園側の主張その3「反対運動は『敵』である」

「私自身は、精舎とか学園の施設の反対運動に対応したのは今回初めてですが、チームでやっております。過去、未来館宇都宮市)の時、日光の時、大悟館(東京・港区白金)の時と経験のある方のチームで戦っていますが、そういう人たちの意見を聞くと、過去最強だそうです。過去最強最大だそうです。その敵と、いま戦っている」(林氏)

「反対運動をしているのは住人ではない」という認識だからそうなるのでしょうが、反対運動をする勢力は、戦うべき「敵」ということです。
信者の皆様も、だいたい、このようなことを支部長などから伝えられ、素直に「そうなんだ」と思っておられると思います。(「実際には違うよ」というのは次回以降に書いていきます)

学園の本音「信者には現地を見られたくない」

このカルト新聞の記事で面白いのは、最後のこの部分ですね。

「過去最強と申し上げましたが、左翼の人たちがもう後がないということは、彼らの方が良く知っているんです。だからほんとに総攻撃を。この夏が実は最大の山場になります。もうあと2、3カ月です。ここが最後の戦いになる。したがって、ぜひ信仰心を結集していただきたい。思いを結集していただきたい。正義感にかられて現場に乗り込んでくれとは言いません。よけいややこしくなるから、それはご遠慮下さい。そうじゃなくて、信仰心で必ず、(7月の)御生誕祭を大成功させて、その翌月に関西校を必ず大成功させる。そういう皆さんの強い信仰があれば、我々は本当に戦いやすい」(林氏)

「正義感にかられて現場に乗り込んでくれとは言いません。よけいややこしくなるから、それはご遠慮下さい」と言って、信者が現地を訪れることを暗に止めています。
それはそうです、現地を見てしまったら、林氏の言っていることは全て嘘で、反対運動をしているのは左翼でも何でもなく、ただの普通の住人たちだということがバレてしまうからです。
私は現地で、各家に掲げられた反対運動ののぼりを見てきましたし、実際に会って話も聞いてきました。
「あと2、3カ月」と言っていますが、一年半以上経過した現在もなお反対運動は続いています。今後も続いていくでしょう。嘘だと思うなら、信者さんは、実際に現地を訪れてみたらいいです。

そもそも幸福の科学の「大本営発表」は嘘や誇張が多いということ

少し角度を変えて話をします。今回に限らず、幸福の科学側の主張には、嘘や誇張が多いです。その証拠を幾つか示します。

大本営発表」の例 その1 信者数の嘘

1991年7月、最初の東京ドームでの講演で、「150万人突破」ということをやりました。1991年末、二回目の東京ドームの講演では、「560万人突破」とやりました。私は現地に行っていたので、よく覚えています。その後も数字の水増しだけは続き、2009年には、大川隆法総裁自身が文藝春秋のインタビューで「1100万人」ということを言い、これが現在の公称の信者数となっています(http://ja.wikipedia.org/wiki/幸福の科学参照)。
でも、2012年末の衆院選の得票数を見る限りでは、多くて20万人ですし、2011年末の幸福実現党の党員数を見る限りでは、1万人を切っています。公称と比べると、千分の一です。いくら何でも誇張し過ぎでしょうが、公称の信者数が訂正されたという話は聞きません。

大本営発表」の例 その2 選挙総括に見る、都合の良い解釈

以下は2009年9月2日、大川隆法総裁による「宗教家の選挙体験について」という法話です。

結果としては、幸福実現党は比例区0.7%前後、小選挙区1.5%。
都議選は、0.7%、仙台市長選は、0.8%。
目標は、1%突破すればいいと見ていた。
1.5%で107万票取った。
圧力団体でこれだけ取れるところはない。
政党でない、圧力団体としては日本一である。
ふつうはどんな圧力団体でも、六~七十万票ぐらい。

と、多かった小選挙区の方を自分たちの実力だとしました。(実際には、比例の約45万票が当時の実力だった。)

党名がでないので、マイナスになった。

つまり、「政党要件を満たしていなかった為、小選挙区で政党名が出なかったことが原因で票数を減らしたのだ」と主張しているのですが、実際はその逆です。「幸福実現党」という党名が出ていなかったから、無所属かと思って安心して投票され、得票数が増えただけです。
こうやって、都合のよい解釈をした結果が、翌年の参院選での比例23万票という惨憺たる結果に繋がりました。

その他

教団によるこの手の嘘や誇張や都合の良い解釈は、本当に枚挙に暇がないのですが、スペースの都合上、この辺にしておきます。
他に、サンポールさんが良い記事を書かれていたのをご紹介しておきますので、時間のある方はご参照下さい。

このように、幸福の科学による発表は、嘘だらけ、誇張だらけ、都合の良い解釈だらけです。いつも針小棒大に発表する。
活動信者の皆様であれば、心当たりはいくつもあるでしょう。例えば、回ってくる「イイシラセ」を読む限りでは、伝道の実績も毎年上がっている筈なのに、支部に来る人は年々減っているでしょう。不思議な話ですよね。

まとめ

その逆に、都合の悪いことは、一切、信者には知らされません。「幸福の科学学園関西校が、地元住民に大きな迷惑を掛けている」などということは、教団にとって都合が悪すぎるので、決して信者に知らされることはないのです。
ということで、私が見た現地の様子を、明日以降、書いていきます。

第三者による仰木の里取材記事のご紹介

予習がてら、客観的な第三者による取材記事を紹介します。

京都から20分、閑静な住宅地


山科駅からJRは東海道本線琵琶湖線)と湖西線に分岐している。東海道線から見える景色は大津の街並みや田園風景だったりするのだが、湖西線は琵琶湖沿いを通るだけあって、琵琶湖がダイレクトに見える。滋賀県らしい風景を堪能したいなら湖西線に乗るべきだろう。

その湖西線に「おごと温泉」という駅がある。今回の舞台はそこだ。駅を降りるとそこには滋賀銀行平和堂フレンドマート)。これで周囲に田んぼが広がっていれば滋賀県では定番の風景だが、おごと温泉駅周辺は「仰木の里」と呼ばれる起伏が多い住宅地になっている。場所によっては琵琶湖まで見渡せ、とても景色がいい。京都駅まで20分で通うことができ、交通の便も申し分ない。

昭和五十年代から整備された新興の高級住宅街とのことです。

しかし、その地で大きな騒動が起こっていると聞きつけ、今日はそれを確認するために訪れた。地元住民の案内で、駅より小高い場所にある住宅地に入ると、早速見つけた。

「守ろう。私たちのまち 仰木の里。建設反対!! 幸福の科学学園 仰木の里東1丁目自治会」

白地にオレンジ色でそう書かれたのぼりが立てられていた。また、そののぼりの横の掲示板には「STOP!! 学園建設 幸福の科学学園関係者の戸別訪問を一切お断りします。湖都が丘自治会」と書かれたラミネートカードが掲げられていた。

以下、続きはリンク先をご覧下さい。写真などもあって分かりやすいです。

著者の鳥取ループさんについて

余談ですが、「同和と在日」という雑誌名を見て、少し警戒される方があるかも知れませんが、ただのフリーのジャーナリストさんのようです。

Q. 在特会とは関係ありますか?
A. 関係ありません。鳥取ループはとてもリベラルです。


Q. 共産党・人権連の別働隊なのですか?
A. 違います。共産党や人権連が同和地区マップを晒さないでしょう。

ということで、共産党とかとは関係ありません。

Q. 雑誌「同和と在日」は、タイトルが直球過ぎるのでは?
A. 既存のメディアとは一線を画するものだということを強調するためです。
同和と在日は残念ながらメディアのタブーの最たるものです。それゆえ、「同和と在日」が大手メディアで話題になることはないでしょう。もし、そうでなくなるなら、「同和と在日」が役割を終えるときなのかも知れません。タイトル自体が1つのバロメーターとなっているのです。つまり、このタイトルは同和と在日に向けたものではなく、同和と在日をタブー視するメディアに向けたものなのです。

サイトもざっと見てみましたが、同和と在日に限らず、様々な利権やタブーに関することについて取材をして記事を書いておられるようです。面白い方もいるものだなあと思いました。幸福の科学とは無関係に、ちょっと興味が湧きました。
また余談になりますが、アンチ活動をしていて楽しいのは、幸福の科学の信者をやっていたら絶対に交わることのなかったであろう人たちに、出逢ったり交流したりできることだったりします。信者であった時よりも、確実に人間関係の幅が広がっています。有難いことです。
仰木の里の人たちも、初めてにもかかわらず、気さくで親切で、素敵な方が多かったです。
ということで、次回は、初めて訪れた仰木の里の印象や、住人の証言などを書いていこうと思います。