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幸福の観測所

反社会的宗教団体「幸福の科学」の批判を中心としたアンチカルトブログです。

日吉大社の山王祭に参加してきた

閑話休題 幸福の科学学園問題

大分遅くなりましたが、概要は公式サイトの

この辺を参照。
毎年、曜日に関係なく12日から15日まで開催されているそうで、今年はメインの14日がちょうど日曜日で、非常にラッキーだった。

13日昼「花渡り式」

12日の夜の「午の神事」には都合により残念ながら参加できず、13日昼の「花渡り式」から行きました。小学生にもならないぐらいの小さい子供たちが、大人たちに周りを囲まれつつ、大事にゆっくりと参道を上がっていき、宵宮場で巫女さんからお祓いのようなものを受けていた。
例年より桜の開花が早く、葉桜になっているのも多かったものの、散る桜もまた良いし、しだれ桜はちょうど満開で見ごろだった(例によって写真は撮っていません)。
その時の、巫女さんの、両手を広げてくるくる回って踊る動きがなかなか幻惑的で印象的だった。

13日夜「宵宮落とし神事」

13日の夜は、祭りのメインであるらしい「宵宮落とし神事」を見に行った。私は結構早め(18時頃)に到着して、公式パンフレットに「三千人に余る参拝者でうずまり身動きも出来ない状況を呈する」と書いてある割には、意外と人が少ないなあ、と思っていたら、祭りが進行するにつれて徐々に人が増え、クライマックスの八時半頃には、本当に身動きができないほどになっていた。

14日朝から昼「例祭」

これがどうしても今回見たかったもの。9時半頃、JR比叡山坂本駅から日吉大社に向かって上がっていくと、ちょうど「天台宗務庁」と書かれた脇道から、輿をかついだ行列が現れた。
神輿を担ぐのと同じ格好をした人たちが、天台座主の人を御輿に載せてかつぎ、その後ろを天台宗のお坊さんたちが数名しずしずと歩き、その後ろを更にスーツ姿の恐らく天台宗の檀家さんたちが歩くというもので、私は非常に感動した。
天台座主を載せた御輿を担いでいるのは、神道の信者である。少しでもバランスが崩れたら、高齢の天台座主は大怪我をする。相互の信頼関係が無ければ、あり得ないことである。ローマ法王を載せた御輿を、ターバンを巻いたイスラム教徒たちが担ぐようなものと考えると、本当にあり得ないことである。
しかし、実際に目の前で行われているのである。1200年も続いている伝統あるお祭りの中に、既に宗教間の対立を乗り越えた雛形があるのだ、と思って、私は非常に感動した。
その後、日吉大社での西本宮での例祭も素晴らしかった。地元の人たちのみならず、全国の日吉神社や滋賀県内の他の神社の宮司さんたちも参列していたし、何よりすごいのは、天台座主以下の仏教僧が神前で般若心経を誦げたり、しっかりと神道式で二礼二拍手一礼で参拝したりするのが凄すぎた。(ただし、私の聞き間違いでなければ「天台座主ご名代」と言われていた。)
何から何まで、私の想像以上であり、是非、毎年参列してみたいと思った。

天台宗と「幸福の科学

JR比叡山坂本駅のお隣がJRおごと温泉駅であり、そこから徒歩十分ぐらいで「幸福の科学学園関西校」という某カルト教団の作った学園があります。その建設には、地元民は八割方が反対していて、開校した後も「幸福の科学グループ」そのものが、地元の住民から、蛇蝎のごとく嫌われています。
一方、坂本には、比叡山中学や比叡山高校という天台宗系の学校があります。こちらは、地元との連携もしっかりしているようです。地元住民が天台宗に対して反対運動をした、という話は聞いたことがありません。寧ろ、歴史を見る限り、天台宗のお坊さんたちがここに来たから、人が集まってきたという経緯のようです。
一つ駅が違うだけで、何という大きな違いだろう、と思います。
幸福の科学」とかいう某カルト教団の教祖・大川隆法は、「最澄が地獄に堕ちている」とか言っているけれど、ここまで宗教間の垣根を無くし(しかもお互い融合するわけでもなく)、地元ともしっかりと融和している宗派の、どこが地獄なのでしょうか。「幸福の科学」の方が、よっぽど「地獄」を作り出している気がするのですが。
「その樹の善し悪しは、果実を見れば分かる」と言ったのは、大川隆法自身です(オリジナルは『聖書』の言葉だけれど)。現れた果実を見る限り、天台の思想は善き樹であるし、「幸福の科学」の思想は悪しき樹ということになるかと思います。
天台宗は1200年以上の歴史があり、宗祖が地獄に堕ちているのだとしたら、当然、その教えを信奉する人たちや、その地域の人たちも、地獄的になることでしょう。「幸福の科学」が善い宗教で、大川隆法が地球の神々の主であるのだとしたら、当然、その教えを信奉する人たちは立派になり、地元の人たちも喜んで受け入れることでしょう。
ところがどっこい、現実はその反対です。「エル・カンターレ」は、地元住民から蛇蝎の如く嫌われ、その「エル・カンターレ」が「地獄に堕ちている」と主張している最澄を開祖とする天台宗は、長い年月を経て、地元と融合し、他の宗教とも相互信頼関係を築いて、理想的で平和な姿を実現しています。
幸福の科学」の現役信者や職員たちは、現実をしっかりと見るべきです。その果実を白紙の目で見てしっかりと検証する必要があります。