幸福の観測所

反社会的宗教団体「幸福の科学」の批判を中心としたアンチカルトブログです。

幸福実現党の掌返しが始まった!?

以前は「自民党の政策は幸福実現党のパクリ!」とか喧伝していたのに、度重なる株価下落を受けて、掌返しが始まったようです。信者さんは困惑しているようでもあります。順を追って検証していきます。

以前の論調「アベノミクスは幸福実現党のパクリ!」

適当に検索を掛けてみた結果ですので、網羅しているわけではないことはご了承下さい。

2012年8月31日のリバティweb記事

自民党の政策と幸福実現党の政策を並べて以下のように述べている。

これだけ並べるだけでも、「あれ? 同じじゃないの」と思ってしまう。数字は縮小させているが、デフレ脱却のために大胆な金融緩和と経済成長を目指すというところも同じだ。

2012年12月10日のリバティweb記事

「無制限の金融量的緩和」「ゼロからマイナスの政策金利」「2~3%のインフレ目標」といった金融政策のことだが、本欄で繰り返し指摘しているように、それとほとんど同じ内容を、2009年のマニフェスト幸福実現党が明記している。

2013年4月6日の森山よしのり候補のブログ記事

本日(4月5日)の日経新聞で、

【黒田総裁「異次元の政策」 日銀、緩和策を総動員】

との見出しで、日銀の新しい金融緩和政策の発表を記事にしていました。この「異次元の政策」と形容された政策は、幸福実現党大川隆法総裁が、四年前の幸福実現党の立党以来、訴えていた方向の内容であります。四年の歳月を得て、ようやく実現のところまで参りました。今ここまで、大川隆法総裁の救国の意志が浸透してきたのは、何年もの間、お力添えをいただいた皆様のご尽力のおかげであります。本当にありがとうございます!

2013年4月16日のHRPニュースファイル

加納さん執筆の回です。

アベノミクスの源流にあるものは、幸福実現党の政策であります。

幸福実現党は、どの政党も「インフレ目標」を主張していなかった立党当初(2009年)より「大胆な金融緩和」を訴え、その後、多くの政党が追随するようになりました。

実際、大川隆法党総裁は以下の通り、一貫して「インフレ目標」「大胆な金融緩和」の必要性について発言して来られました。

幸福実現党はインフレターゲットを設けている。まずは3%くらいの成長を向こう3~4年目指して、その後は5%以上の高度成長にもっていく、それが幸福実現党の政策です。」(2009.7.19『景気回復への道』)

「今やらなければならないことは、一番簡単なことは、まずは、通貨の供給量を増やすことです。これが一番先にやらなければいけないことで、今デフレですけれども、とにかく、インフレ傾向にもっていかないとだめです。『人工インフレ』をつくるしかないです。」(2009.11.4『新しい選択-2009街頭演説集セミナー』)

何でもかんでも「ウリがオリジナルニダ!」という某お隣の国にも似て、大川隆法の言葉が起源だということのようです。
余談になりますが、インフレターゲット論については、それ以前から舛添要一が主張していた記憶があります。ググってみましたが、たとえば

こちらですね。舛添要一は2001年辺りから既にインフレターゲットを主張していたようです。自民党がわざわざ幸福実現党の政策をパクる理由はありません。時系列的には、大川隆法舛添要一か、それ以前からあった主張をパクっただけではないのですか?
さて、続けます。

2013年5月8日のリバティweb記事

しかし、株価が1万4千円台を回復したといっても、まだまだ満足するには早いだろう。バブル期の最高値は3万8千円台で、4万円に近かった。また、「安倍バブル」と揶揄するのも取り越し苦労にほかならない。なぜなら、日本はこの20年不況の間、景気回復の芽があったにもかかわらず、「清貧思想」に由来する増税や規制強化、金融引締めで、その芽を自ら潰してきたからだ。

と、株高を喜び、アベノミクス擁護をしています。

2013年5月13日のリバティweb記事

アベノミクスで、実体経済にも効果が出始めたようだ。
11日付日本経済新聞によると2014年3月期決算では、上場企業の2割が増益になる見通しだという。利益額はリーマンショック前の08年の水準に戻り、少なくとも「失われた5年」は取り戻すことになりそうだ。

こちらもアベノミクス擁護を展開しています。記事の後段では消費税増税云々の話がありますが、今回の株価暴落に関しては、消費税増税は全く関係ありません。
この後、五月下旬に株価下落が始まりました。

株価暴落を受けて、「幸福の科学」信者諸氏の反応

以前にこちらの記事でも紹介しました。どうやら、今回の下落は一時的なもので、長期的には株価は上がると信じているのが「幸福の科学」信者の大多数の見解のようです。
もう一個、

こちらの信者ブログでは、

去年の3月から、株式投資で財を築こう!とチャレンジしています。
あれから14ヶ月経過した5月下旬で、24倍というリターンを挙げていました。
しかし、なんと先週の株式市場大暴落で、一気に3.5倍程度にまで目減りして
しまいました。

という報告もありました。24倍が3.5倍ということは、7分の1ぐらいでしょうか。それでも3.5倍なら立派なものですね。
他にも、

アベノミクスに陰りが見え始めた、なんて記事がチラホラ出てきてますが、
株価も上がって(今、下がり気味だけど)、まだまだこれからでしょ?
景気回復の実感は1~2年くらいはかかるのではないでしょうかね。

という感じで、一般信者たちは「まだまだこれから!」と思っている人が多いようです。

幸福実現党総務会長・加藤文康の見解

ところが、幸福実現党総務会長は、このように述べています。

ここまで株価が下がり続けるのは、
短期的には
新興国での株式・債権・通貨のトリプル安が引き金となっているのでしょうが、
中期的には、
安倍政権成長戦略への失望が、マーケットにあるのは間違いありません。

とのこと。ねえ、でもアベノミクスは幸福実現党のパクリだったんじゃないんですか?大川隆法総裁が2009年に主張していたことをそのまま実行したんじゃないんですか?
現在のところ、金融緩和前の水準まで失速しているわけですが、「パクられた」と主張する自分たちの政策の何が悪かったのかの反省はしないんでしょうか。所謂「リフレ派」の主張が根本から間違っていたことにはならないのでしょうか。全て他人が悪くて、自分たちの主張には一点の瑕疵もない、というのが幸福実現党のやり方でしょうか。

麻生太郎の見解

ついでなので、こちらも見ておきます。

麻生太郎副総理・財務・金融相は14日の閣議後の記者会見で、日経平均株価は「政権が変わる前は8千円台で、(現在は)1万2千円台だから5割上がっている」と述べた。

13日の終値が、日銀による量的・質的緩和の実施前の水準に下がったことには「もっと上がると思って損したというのは、その人たちの感性の問題、その責任までこっちに言われてもどうにもならない」と話した。

この麻生氏の発言に寄せられた匿名コメントは上記リンクから辿ってみて下さい。
ちなみに、この麻生氏の発言については、面白いデータがあります。
コピペですみませんが、

196 名前:日出づる処の名無し[] 投稿日:2013/06/13(木) 11:19:07.23 id:DlPkVcgP
623 名前:名無しさん@13周年[sage] 投稿日:2013/06/12(水) 16:43:10.36 ID:5eiSXNpC0 [1/13]

2009年
自民麻生政権 6994円→民主鳩山政権 11408円(+63.1%)
為替1ドル100円→95円                        為替を考慮すると+71%上昇

2012年
民主野田政権 8815円→自民安倍政権 15942円  
為替1ドル75円→103円                        為替を考慮すると+32%上昇

(実は、政権交代による株高レースはダブルスコアで民主党の圧勝だった)

とのこと。
新しい政権誕生で、マスコミが期待を煽っていたのはどちらも同じかと思います。それぞれ、リーマンショック直後だったとか、「異次元の金融緩和」とかいう怪しげなことをやったとかいう条件の違いはあるものの、数字を見る限り、今のところの安倍政権が四年前の民主党政権と比べてそれほど成功したとは言えないようです。

しかし物価は確実に上がっている

アベノミクスが失敗して株価はどんどん下がっているのに、物価だけが確実に上がっている。本紙は、4月末、小麦やトイレットペーパー、オリーブオイルなど輸入品の値上げに合わせ都内と近郊のスーパーで価格を調査、掲載(4月25日)した。あれから1カ月半。店頭に並ぶほぼ全商品が値上がりした。最大で3割近い高騰だ。

ということで、詳しくはリンク先をどうぞ。
私は経済学とかには詳しくないので、どなたか詳しい人に訊いてみたいところではあります。と言っても、経済学者でも全く正反対のことを言うので、どっちを信じたらええねん、ということにもなるわけですが。白川前日銀総裁の方が正しかった、という人もいます。幸福実現党やアベノミクスはその反対を言っているわけで、それが現在の株価の乱高下に繋がっているわけですが。
私には、直ぐにお給料が上がるとも思われないし、それなのに物価だけが上がるという、「スタグフレーション」の状態になりつつあるように思われてなりません。これって「アベゲドン」なんじゃないんでしょうか。
そもそも、「異次元の金融緩和」とか「インフレターゲット論」が間違っていたんじゃないんでしょうか。