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幸福の観測所

反社会的宗教団体「幸福の科学」の批判を中心としたアンチカルトブログです。

「幸福の科学」のオピニオン誌『The Liberty』曰く「『STAP細胞』のしくみの解明は霊界科学につながる!?」とのこと

STAP細胞捏造騒動について

まずは、前置きの話から。最近、私はSTAP細胞捏造疑惑騒動に興味を持ち、追いかけていた。よく纏まっているのは、11jigen氏のこちらのブログである。

日本語とある程度の英語が読める人で、妙な偏見を持たずに考えれば、どう見てもクロである。画像は使い回しや不自然な加工の跡が見られ、グラフは捏造。論文はコピペで、「簡単だ」という触れ込みの筈の作成方法は、追試は世界中の誰もが成功できていない。発表時に「iPSよりも優れている」と主張したこともデタラメだったし、あらゆる点で、擁護する余地はない。
ハーバード大のバカンティ教授が2001年に主張し始めた「STAP細胞」なるものは、彼らのグループ以外は誰も確認できていない。他の研究者が十数年取るに足らないと無視し続けてきたものであり、トンデモ理論と言うより他にない。余程のバカでなければ理解できると思う。

他のマスコミの反応

この疑惑がネット上で広まったのは2/13ぐらいなのだが、共著者である大和雅之氏のtwitterhttp://twitter.com/yamanyan)が2/5の「博多行きの電車に乗ったなう。」で止まっていたりするのを見ると、内部的には、その頃ぐらいから疑いが持たれていたのだろうと思われる*1
2/15に毎日新聞が報じたのがマスコミ報道の発端で(http://www.peeep.us/56c08337)、以来、毎日新聞や同じ系列のスポニチなどは比較的多くこの疑惑を批判的に取り上げてきているし、他の新聞や週刊誌も疑惑を報じている。産経などは、疑惑を報道しつつも、何度か擁護する立場の記事を載せていたりする(http://www.peeep.us/1e830ff4など)。

3/1現在のニュース検索結果

以上が前置きの話。
先ほど、いつものように「STAP」というキーワードでニュース検索をしていたら、他が疑惑を報道しているのに、どうやら『The Liberty』誌だけが、「STAP細胞」が存在する前提に、更にトンデモな方向の記事を書いているようなのである。
現時点でのニュース検索の結果は、日付順では以下のようになっていた。

  1. STAP論文に相次ぐ疑問 うっかり?信頼性懸念も : 47トピックス - 47NEWS(よんななニュース)
  2. 小保方さんら執筆STAP論文無断引用か - 社会ニュース : nikkansports.com
  3. 「STAP細胞」論文、別の論文の記述と酷似 理研も調査か ― スポニチ Sponichi Annex 社会
  4. 別の論文と記述が酷似 STAP細胞の論文 :日本経済新聞
  5. ヘッドライン | 医療・健康 | STAP、別論文の記述と酷似 理研も調査中か - 47NEWS(よんななニュース)
  6. 【STAP細胞】別論文の記述と酷似 理研も調査か - SankeiBiz(サンケイビズ)
  7. STAP、別論文の記述と酷似 理研も調査中か | ちばとぴ ちばの耳より情報満載 千葉日報ウェブ

と、ここまでは全て論文の盗用疑惑を報じている。
その次に、

という見出しが来ていて、もう、飲んでいた甘酒を噴き出しましたよ。現時点でこんな記事を出すのはアホ過ぎる。有料記事なので全文は読めないが、見出しにあるように、いつものリバティらしく、「霊界科学!」と息巻いているのだろう。
小保方さんはどうせ遠からずクビになるから、「幸福の科学大学」で、田母神さんと一緒に雇ってあげたらいい。同じ空想虚言者同士、ウマが合うだろうと思われる。

これぞ「没落の法則」である

折角なので、リバティにSTAP関連の記事がないかと検索してみたら、もう一つあった。

これも小保方氏の言い分を疑わずに肯定し、大川隆法が言ったという身体の再生と結びつけてトンデモな結論を出していた。
1/30時点での記事なので、小保方氏の言い分を丸々信じてしまっていたのは他のマスコミも同様であるからその点は大目に見るとしても、「幸福の科学」のトンデモな主張とリンクしてしまうことは、「没落の法則」を知っている者としては、「STAP細胞」なるものが端から存在しないということを確信させるのに充分である。

日本語がおかしい

少し話は変わるが、この記事を読んでいて気になったのは、日本語がおかしいこともある。
まず、

研究チームのリーダーの小保方晴子氏は、若干30歳の研究者だ。

とある。「若干」と「弱冠」を間違えているし、「弱冠」は20歳男子のことである。30歳に「弱冠」は付けないし、そもそも女性に「弱冠」は付けない。「若干」は「少しだけ」ぐらいの意味であり、年齢につけても意味がない*2
書いた人はもとより、校正・チェックした人も、読者も、誰も気づいていないということに呆れた。こんなのは中学生レベルの教養すら無いというのは、恥ずかしくないのかな。「幸福の科学」の信者たちは、理系だけでなく、文系も苦手らしい。
幸福の科学」って、もっとハイレベルな宗教団体じゃなかったんですかね。大川隆法というバカボン教祖の下でトンデモ理論を学んでいるうちに、バカばっかりな団体に成り下がってしまったのだろうか。「大川隆法バカボン」説はよく見るが、「幸福の科学大学」はリアル「バカ田大学」になる気がしてきた。
もう一つ、そのすぐ後に、

この方法で万能細胞を作れるという論文を2012年4月「ネイチャー」に投稿したが、当初は、「手順がシンプルすぎて信じられない」と突き返されてしまった。審査した研究者からは「細胞生物学の歴史を愚弄している」というメールまで届いたという。そうした中で小保方氏は、諦めそうになりながらも「今日一日、明日一日だけ頑張ろうと思ってやっていたら、5年が過ぎていた」「四六時中、実験のことを考えている」という粘り強い姿勢で証拠を積み重ね、昨年4月に再び投稿して今回の掲載に至った。

という文章がある。「2012年4月に投稿し、突き返されてしまった」とあるのに、「5年が過ぎていた」というのは謎すぎる。今年は2017年以降でなければおかしい。
疑問に思い、同じことを報じた他社の記事を見てみると、こうなっていた。

細胞に外側から刺激を与えると万能細胞ができることに気付いた後、立証までに5年。「最初は誰も信じてくれなかった」と振り返った。
 小保方さんは30歳。大学では化学工学が専門だったが、「人の役に立つ技術を作りたい」と大学院から再生医療の研究を始めた。2008年に留学先の米ハーバード大で今回の研究の端緒を得たが、証明は苦労の連続だった。「何度もやめようと思った。あと1日だけ頑張ろうと続けていたら、5年たっていた」
(中略)
 権威ある英科学誌ネイチャーへの投稿は今回が2度目。12年春の投稿では「過去何百年の生物細胞学の歴史を愚弄(ぐろう)している」と痛烈な批判を浴び、掲載を却下された。約1年かけて膨大なデータを集め、実証にこぎ着けた。

こちらの記事を読んで、ああ、研究を始めてから5年という意味だったのね、ということが分かった。リバティの方の記述は、そう思って読むと間違いとも言えないが、「2008年から研究を始めた」という必要な条件を書いていないので、「5年が過ぎていた」という部分は、文脈上、「2012年4月から5年過ぎていた」としか読めない。
勿論、「2008年から研究を始めた」ということが、読者にとって周知の事実であるならばそれで良いのだが、そうではない。
もう、こんな人材しか残ってないのでしょう。何とも哀れで惨めな姿ですなあ。
自分たちのことは棚に上げてゆとり教育を批判したり、自分たちは光の天使(菩薩)たちであり偉いという優越感を持ち、他のマスコミは唯物論で悪魔に憑かれているなどと本気で信じて見下しているのだから、「幸福の科学」というのは最低のキチガイ集団ですよ。
私としては、「幸福の科学」はSTAP細胞の存在をどこまでも信じて欲しいです。そして、「幸福の科学大学」が無事に設立され、その頃には学会を追放されているであろう小保方氏やバカンティ教授とその一派がまとめて招聘されるという展開を期待します。他には、田母神氏とかドクター中松氏とかも入れて、そうして、夢のリアルバカ田大学の設立を是非完成させて、世の中に大いなる笑いを提供して欲しいものです。

追記:大川隆法総裁先生のSTAP細胞に関するコメント

 最近では、三十才のリケジョ(理系女子)がSTAP細胞を発見・発明したというので話題になっている。シンプルでもプロがまだ気づいていないものもあるかもしれない。未来は、だから面白い。
(大川隆法「まえがき」より)

この本は、3月3日発刊だそうです。捏造を見抜けない自称根本仏様。素敵です。

追記2

こちらのブログでも紹介されていました。

*1:上掲ブログによると、Pubpeerで疑惑が指摘されたのが2/5とのこと

*2:「若干30歳」と書くと、「ちょっとだけ30歳」という意味になる。例えば、年齢を重ねたくないアラサー女子がいたとして、30歳の誕生日を少し過ぎた頃に、「あんた、もう30歳になったんだっけ?」「うん、若干ね。若干30歳になった」という風に使うならば誤用とは言えないだろうが