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幸福の観測所

反社会的宗教団体「幸福の科学」の批判を中心としたアンチカルトブログです。

退会者から見た「幸福の科学」の良かったところ その1

少し遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。

2011年末に退会してから丸三年が経過しました。
退会したての頃は、まだまだそのオカルト的教義を信じており、自分なりに「幸福の科学」で教わった教義を再検証してその誤りを明らかにしてみました(「幸福の科学根本教義批判」。オーケーさんがhttp://oklucky.blog.shinobi.jp/Category/2/こちらで公開して下さっています)。
次に、その主張を裏付けるべく、信者の言動を観察・紹介してきました。
最近は少し距離を置き、普通の生活を心がけています。昨年の大学不認可騒動にしろ、裁判や衆院選での敗北にしろ、「幸福の科学」はカルト宗教であると多くの人から認知されており、これ以上勢力を増やすことはないだろう、と安心して見ているところです。
楽山日記さんを通してブログ村の様子もうっすらと窺っていますが、相変わらず信者同士での言い争いが絶えないようです。可哀想ですが、もうどうしようもないですね。

「自ら高くする者は低くせられ、 自ら低くする者は高くせられん」(聖書より)

自分のことを至高神エル・カンターレと言っている大川隆法を始め、信者一同はみな「自分こそが正しい」と考えて、異なる考えを持つ者を攻撃する(教団内の言葉で言うと「裁く」)傾向があるようです。
教団内ではそれが信者同士の争いになって現れるし、教団外に対しては「自分たちは光の天使であり、自分たちこそが真実を知っているのである」という風に考えて上から目線になる一方、世間からは「カルト信者」ということで見下される存在になっています。大川隆法に至っては「イタコ芸人」ということで世間の人の嘲笑の的になっています(google:イタコ芸人)。まさにキリストの言葉通り、「自らを高くする者は低くせられ」を地で行く状態になっています。(対照的なのは自らを極重悪人として「愚禿」とも言った親鸞である。)

幸福の科学」の良かったところ

ふとトロポサイトさんのブログを読んでいて、

この記事が参考になりました。
そうなんですよ、言っていることは立派だし、正しいことも多く言っています。
創価学会より遙かに少ないとは言っても、選挙では二十万票近くを集めることができるだけの信者数はいるわけで、それなりに受け入れられています。それなりに良いことを言っていて、それなりに役に立ち、魅力もあるからこそ人は集まるのであり、全く何の力も持たないものであれば、お金も人も集まりません。
詐欺師は99%は本当のことを言って1%の嘘を混ぜる、ということを言います。しかし、詐欺に引っかかった人は、それをなかなか認めたがらないものです。それが困った所でもあり、説得が難しい所でもあります。二世信者の人に聞いて欲しいことはいっぱいあるんだけどなあ……。

読書の習慣付け

さて、「幸福の科学」の悪かった点については今まで当ブログで散々述べてきましたので、ここでは「幸福の科学」の良かったところを思い出してみます。
まず、今になっても良かったと思えることは、読書の習慣を勧めてくれたことがあります。大川隆法自身が読書家だったこともあり、学生層に向けては読書ということを勧められました。「学生時代を終えるまでに千冊以上の良書の読破を目標にせよ」ということが教えられていました。
一部マルクスの本とか、或いは関谷晧元さんの本とかは「読むと悪魔に憑かれるから危険だ」などと言われ、禁書扱いのようになっていた本はあったものの(と言っても読むのは自由であるが、普通の信者はわざわざ読もうとしない。「マルクスの霊言」とかで満足する)、読書制限などは殆どありませんでした。
しかし一方、「総裁先生の本は悟りが極めて高いので通常の本を百冊読む価値がある」という風に教えられてもいました。禁止はしないけれどもうまく誘導する。ムチではなくアメを多用する。つまり、「洗脳」ではなく「マインドコントロール」。この辺が「幸福の科学」というカルト宗教の特徴と言えるかも知れません。(ただし、雲水修行をしていた時、他の人の宗教書を読んでいたら、講師の人から「今は修行中なのだから総裁先生の教えだけを虚心坦懐に学びなさい」というようなことを厳しい口調で言われたこともあります。また、職員になると「打ち込み」と呼ばれるような厳しい処分もあったようなので、「洗脳」の度合いは強いのかも知れません。)
信者時代に読んだものでも、西田幾多郎先生の『善の研究』や、倉田百三の『出家とその弟子』とか『愛と認識との出発』、それから福田恆存の『私の国語教室』、白川静先生の著作、または今年の大河ドラマにもなっている吉田松陰書簡集の中の妹に宛てた手紙などは、退会のための下地になったと思います。(一つの専門分野を深めていくと、大川隆法の底の浅さが分かってくる。私の場合は国語と宗教・哲学だったけれど、ジャンルは数学でも物理でも化学でも歴史でも経済でも政治でも何でもよいのだと思う。「二世信者よ、読書せよ!」である。そうすれば自然と総裁を超えて行ける。)(吉田松陰ついては、手元にないのでうろ覚えだが、妹に対して「日本の神々は拝むべきだが仏は拝まなくてよろしい」というようなことを言っていた。)
幸福の科学」の良かったところ、他にも思い出したら書いていきます。
読書の習慣は今でも有難かったと思っています。退会後のマインド・コントロール解除には、思い出す順に挙げると、スーザン・フォワード『毒になる親』、精神科医・岡田尊司さんの著作(『愛着障害』など)、エーリッヒ・フロム『愛するということ』、リチャード・ドーキンス『神は妄想である』、江波光則『パニッシュメント』(ラノベ)等が役に立ちました。
今は手元に須田桃子さんの『捏造の科学者 STAP細胞事件』があり、これから読む予定です。
久しぶりの更新で、他にもまだ書きたいことがあるのですが、今日はこの辺で。続きはまた後日。