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幸福の観測所

反社会的宗教団体「幸福の科学」の批判を中心としたアンチカルトブログです。

「幸福の科学」またしても敗訴が確定

今年の夏の納骨壇お布施返還訴訟に続き*1、またしても敗訴が確定しました。

今のところ報じているのは産経のみのようです。サンケイスポーツの方が若干詳しいです。
週刊文春を訴えていた裁判には、二つあったと記憶しています。一つは今回のきょう子さんを情報源とする記事で、もう一つは種村氏を情報源とする記事。
種村氏の方は、「幸福の科学」側の勝訴が確定していました。

種村氏の記事に関する裁判

比較のため、こちらから先にご紹介します。あえて「幸福の科学」公式サイトから拾ってみます。

2012年7月27日、「週刊文春を発行する株式会社『文藝春秋』と元信者(種村修氏)に対し、3億円の名誉毀損訴訟を東京地方裁判所に提訴」。

2013年8月29日、第一審で勝訴、「文藝春秋側(元信者)への200万円の損害賠償を命じる当教団側勝訴の判決」。

2014年3月19日、第二審でも勝訴、「株式会社「文藝春秋」側に400万円の損害賠償と謝罪広告を命じる当教団側勝訴の判決」。

2015年1月26日、「最高裁において、株式会社「文藝春秋」側に400万円の損害賠償と謝罪広告(『週刊文春』誌上1頁全面)を命じる当教団側勝訴が確定」。
種村氏に関しては「幸福の科学」側の完全勝利だったようです。

きょう子氏の記事に関する裁判

2011年3月18日、「『週刊文春』及び大川きょう子氏に対して、当教団の社会的信用と名誉を著しく毀損したとして、1億円の損害賠償と謝罪広告掲載を求め、東京地方裁判所に提訴」。

2014年9月19日、「東京地方裁判所にて、文藝春秋社側への損害賠償を認める当教団側勝訴の判決」。損害賠償額は、この記事には無いですが、リバティwebによると「文藝春秋側に対して50万円の支払いを命じ、幸福の科学が勝訴」*2
この後、2015年3月26日に、週刊文春東京高裁で逆転勝訴しているのですが、この件は「幸福の科学」公式サイトでは取り上げられていません。リバティwebにも記事は無いようです。
今回の敗訴確定については、どこかに反論が掲載されたりするのでしょうか。それとも、北朝鮮のように、内部の人たちには情報統制をして、都合の悪いことは一切知らせないのでしょうか。

カルトの基準と照らし合わせてみる

よく取り上げられるカルトの基準に、フランスの政府が行なったものがあります。

1995年12月、フランス下院で採択された報告書『フランスにおけるセクト』は「通常の宗教か、セクト(カルト)か」を判定する国際的な指針の一つとされている。この報告書は、調査委員会の委員長の名前を取って『アラン・ジュスト報告書』ともよばれている。
この中で、セクトの本質を「新しい形の全体主義」と定義した上で、以下のように「セクト構成要件の10項目」を列挙している。

  1. 精神の不安定化
  2. 法外な金銭的要求
  3. 住み慣れた生活環境からの断絶
  4. 肉体的保全の損傷
  5. 子供の囲い込み
  6. 反社会的な言説
  7. 公秩序の攪乱
  8. 裁判沙汰の多さ
  9. 従来の経済回路からの逸脱
  10. 公権力への浸透の試み

以上の項目のいずれかにあてはまる団体をセクトとみなしている。

このうちの「裁判沙汰の多さ」にまさしく当て嵌まりますね。「いずれかにあてはまる団体」とのことなので、これ一個でも充分なのですが、当然、他の基準にも当て嵌まります。
精神の不安定化……◎(信者と近くで接してみれば分かります)
法外な金銭的要求……◎(研修や祈願、御本尊、植福菩薩など)
住み慣れた生活環境からの断絶……◎(幸福の科学学園、HSU。一般の友人との断絶もある)
肉体的保全の損傷……△(まれに先の二世信者による祖父母殺害事件のようなことが起きる。あと、教団職員に対しては、「打ち込み」と呼ばれる厳しい修行もあったらしい)
子供の囲い込み……◎◎◎(幸福の科学学園、HSU)
反社会的な言説……◎(「3000万人ぐらい殺したい」発言*3など。古くはノストラダムスの予言等、災害に対する危機感を煽ったりしていた。今はそのネタが「宇宙人」に変わっている。)
公秩序の攪乱……?(文科省に文句を言ったりした件とか?)
裁判沙汰の多さ……◎〈上記)
従来の経済回路からの逸脱……?(総裁の予言を信じて植物工場をやろうとした株式会社みらいが倒産した件とか?)
公権力への浸透の試み……◎(幸福実現党
……あらまあ、ほぼ当て嵌まってしまいました。
特に「法外な金銭的要求」、「子供の囲い込み」、「裁判沙汰の多さ」、「公権力への浸透の試み」辺りは客観的な事実が揃っており、信者・職員でも認めざるを得ないところなのではないでしょうか。
繰り返しますが、この基準では、どれか一つでも当て嵌まればカルト認定されます。
一つも当て嵌まらない団体が、安全な団体です。

*1:お布施返還訴訟の判決確定について。「三輪清浄」はタブー? - 幸福の観測所参照

*2:http://the-liberty.com/article.php?item_id=8434

*3:正確には「この不浄な国民だったら、私は3000万人くらい、この地上から消したいくらいです!」http://dailycult.blogspot.jp/2012/12/blog-post_17.html