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幸福の観測所

反社会的宗教団体「幸福の科学」の批判を中心としたアンチカルトブログです。

最近思ったこと

幾つか書いてみます。

二世信者にとっての大川隆法

というのは、年齢が離れているというだけで、否定しがたい見上げる存在になってしまう面があるのだなあと思った話。
三十代後半*1になった現在思うのは、あの1991年、ワイドショーで頻繁に取り上げられた頃の35歳の大川隆法は、世間の多くの大人の目にはトンデモとしか映らなかったのだろうなあということ。人生経験も未熟で、挫折を繰り返した挙句にオカルトに傾倒して精神を病んで自分を神だと思い込んでしまった人と、それを信じるキチガイカルト集団。まともな人間に相手にされるものではない、ということは(今振り返れば)明らかに分かる。
ただ、当時は私の年齢では、自分の経験からは推し量れない遙か見上げる存在で、親がそれを強く信じていた状態では否定することはできなかった。逆に、世間の人が「この世の常識」に洗脳されてしまって目が曇ってしまっていて、真実(=大川隆法エル・カンターレという地球で一番偉い神様であるということ)を見抜くことができないのだ、と信じ込んでいた。
今思えば、洗脳されていたのは私の方であり、真実を見抜くことができていなかったのも私の方であったのだ、と思う。
同じように、今の十代・二十代の二世信者・三世信者からすると、大川隆法というのは、年齢的には当時の私よりも遙か上に見上げる存在であり、相当に否定し難い存在になっているのではないか、と思った。

未熟な大人が多い日本人

退会してから6年経ち、周囲の人間関係もカルト宗教とは無関係の人が多くなってきた最近思うのは、カルトとは無関係でも、厄介な人は多いのだなあということ。大人として未熟な人が多いなあと。
で、カルト宗教信者とどこが共通しているかと考えてみるに、自分の考えが絶対に正しいと信じ込んでいる人、ということなのではないか。カルト宗教信者全員に通じることであるし、先日の共産党系の人たちもそういう面があった。何かの主張に傾倒して活動している人に共通しているし、そうでなくとも、所謂「団塊の世代」で、比較的何の不自由もなく社会で成功してきて引退したような人の中にも少なくない気がする。
別の言葉で言うと、彼らは世の中に一つの物差しかないと思っている。または、絶対的な価値観しか持ち合わせておらず、自分の考えを相対化することができない。人それぞれ、違う価値観で生きているということを受け入れることができない。*2
或いは、他人であればそれを許すことができるけれど、例えば、自分の子供が自分と全く違う価値観を持っていることを許すことができないとか。
振り返ってみると、自分にもそういう所がまだまだあった。自分にとって良いものであったとしても、必ずしも他の人にとっても良いとは限らない、ということに漸く気がついた。そして少し恥ずかしくなった。
やはり、寛容でありたいと思ったし、そのためには自分を正しく客観視(というか相対化して見る)ことが必要で、更にそのためには謙虚でなければならず、謙虚になるためにはまた自分が人間(=社会の一部)であるという正しい自信が無ければならないとも思った。

デンマークの「ジャンテ・ロウ」

そんな私の最近のお気に入りがこれ。

1.You're not to think you are anything special.
(自分を特別であると思うな)
2.You're not to think you are as good as us.
(自分が相手と同じくらい価値あると思うな)
3.You're not to think you are smarter than us.
(自分が相手よりも頭がよいと思うな)
4.You're not to convince yourself that you are better than us.
(自分が相手よりも優れていると思い上がるな)
5.You're not to think you know more than us.
(自分が相手よりも多くを知っていると思うな)
6.You're not to think you are more important than us.
(自分が相手よりも重要であると思うな)
7.You're not to think you are good at anything.
(自分は何かが得意であると思うな)
8.You're not to laugh at us.
(相手を笑うな)
9.You're not to think anyone cares about you.
(相手の誰かが自分を気にかけていると思うな)
10.You're not to think you can teach us anything.
(相手に何かを教えることができると思うな)

デンマークではこれが常識らしいので、とても羨ましい。せめて1番目だけでも日本の常識になっていれば、大川隆法池田大作麻原彰晃も誕生することが無かったし、それらに苦しめられる人々が生まれることもなかった。老子っぽい思想にも感じられる。こういうことができるようになれたらいいな、と思った。今年の目標の一つです。

*1:二世信者としては最年長の方だと思う

*2:相対主義」と「絶対主義」のどちらかで言うと、今の私には「相対主義」がとてもしっくりくる。